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都内の宿泊療養施設 過酷な「コロナごみ」処理の実態

2021/03/10

ニュース

新型コロナウイルスに感染した軽症者らが過ごすホテルなどの宿泊療養施設や、重症者らを診る医療機関から出る廃棄物を処理にあたる民間の事業者らも、感染リスクと対峙しながら、コロナ禍を戦っている現状がある。

東京都が宿泊療養施設の一つに指定している港区内のホテルでは、入所者が毎朝、袋に詰めて1階ロビーに持ち寄るゴミを回収するのは、6人の都職員たちの仕事。
ロビーは、感染のリスクの高い区域を指す「レッドゾーン」で、職員たちは入所者がゴミを出し終えてから30分後、防護服に手袋を着け、中に入る。空気中に浮遊するウイルスが落ち時間を必要としている。

<作業について>
〈1〉レッドゾーンから「グリーンゾーン」にゴミを運ぶ
〈2〉厚みのある黒いポリ袋にゴミをまとめる
〈3〉黒い袋をさらに厚手の袋に入れて密封し、清掃事業者に引き渡す――手順で行う。厚手の袋はアスベスト運搬にも用いられるもので、通常の袋の5倍以上の厚さがある。

都内の宿泊療養施設入所者は、8日時点で417人。1100人を超えた昨年末の最大時の半分以下となったが、都は今後の感染拡大に備え今も14施設を確保し、約3300人を受け入れられる体制を整備している。ゴミ処理を含め、各施設を管理するのはオリンピック・パラリンピック準備局や教育委員会など、都庁の幅広い部署から集めた職員らで構成されている。

環境省によると、コロナ患者らに対応する医療機関から出る感染の恐れのあるゴミは、廃棄物処理法の感染性廃棄物に当たり、専門業者が処理する。一方、宿泊療養施設から出るゴミは都道府県などに扱いが委ねられており、一般廃棄物と産業廃棄物とに分かれる。東京都の場合、大半は一般廃棄物扱いという。

同省の担当者は「一般廃棄物だと市町村の処理場で焼却できるため、円滑な処理が可能」との考えを示している。
環境省はゴミには直接触れず、袋を二重にすることなどを自治体に求めている。

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