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山形・飯豊 牛フン活用 バイオガス発電所竣工

2020/07/21

ニュース

高級牛肉「米沢牛」を生産する飯豊町で、肉牛のフンを活用して発電する施設としては国内初の「ながめやまバイオガス発電所」の竣工式が開催された。9月に発電稼働を予定。地域資源を生かし、環境に配慮した安定的な発電事業を展開していくとしている。

吉村美栄子知事は「おいしい米沢牛が、クリーンなエネルギーも生み出すとなれば、ブランド価値がさらに上がるのではないかと期待している」と式典で弁をふるった。

同町は、添川の丘陵地帯に事業面積8900平方メートルを確保。この施設の整備・運営は長井市の再生可能エネルギー事業会社「東北おひさま発電」がする。
また、国から「バイオマス産業都市」に認定された同町は水道などのインフラ整備で支援。建設費は10億円で、国から1億6000万円の補助を受給している。
これまで、肉牛のフンは硬くて低カロリーなため、これまでは産業廃棄物として処分されてきたが、今後は環境に配慮した形でリサイクルされる。

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