極東開発工業 ごみ収集車をリコール 4車種1500台以上
2020/01/14
ニュース
極東開発工業は1月9日、国土交通省にごみ収集車の4車種計1573台のリコールを届け出た。
ごみを積み込む装置のロックに問題があり、車体後部のゲートが跳ね上がる恐れがあるという。不具合が4件報告され、うち1件は金沢市で17年5月、跳ね上がったゲートで作業員が手を打撲する軽傷を負う事故が発生。
不具合の部分は車体(塵芥車テールゲートロック装置)。
塵芥車の積込装置(テールゲート)のロック部において、フックとUボルトの組付管理及びフックの形状が不適切なため、積込作業時等に当該Uボルトに過大な負荷がかかることがある。そのため、当該Uボルトに亀裂が生じ、最悪の場合、Uボルトが破断してテールゲートが跳ね上がり、物品を積載できなくなるおそれがあるというもの。
全車両、フック及びUボルトを点検し、間隙がない場合は、当該Uボルトを新品に交換(一部車両においてはフックを対策品に交換)して、フック及びUボルトを適切に組付ける予定。また、取扱説明書のテールゲートロック部について、点検事項を追記した改訂版を配付し、コーションラベルをボデー側面の左右に貼付する方針。
国交省によると、対象車両は、いすゞ自動車「フォワード」、日野自動車「日野レンジャー」、三菱ふそうトラック・バス「ふそうファイター」、UDトラックス「コンドル」をベースに製造されている車両。