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PET樹脂――軽量化・リサイクル進む(古今素材)

2008/07/29

ニュース

合成樹脂の一種であるポリエチレンテレフタレート(PET)は主にペットボトル容器の原料に使われる。ナフサ(粗製ガソリン)から作った高純度テレフタル酸とエチレングリコールが主原料で、同じ原料を紡糸して繊維にしたものがポリエステル繊維だ。

 PET樹脂の国内最大手は三井化学で、三菱化学グループが続く。二〇〇七年の国内生産量は前年比一・八%増の約六十九万八千トンと、ここ数年はほぼ横ばい状態が続いている。このうち四〇%強は清涼飲料水やしょうゆなどのペットボトル容器に使われ、容器以外では湿布をはがす離型フィルムや包装用フィルムといった用途がある。

 持ち運びが便利なペットボトルはガラスびんなどに代わって急速に普及し、最近はボトルの軽量化が一段と進んでいる。日本で流通する五百ミリリットルボトルの重量は一般には一本あたり三十グラム前後とされるが、成型方法を工夫した最軽量タイプで十四グラムまで軽くなっている。

 ペットボトルはリサイクルも進んでおり、PETボトルリサイクル推進協議会によると、二〇〇六年度のボトル回収率は前年度比四・六ポイント増の六六・三%。回収率が二〇―三〇%台にとどまる欧米に比べて高水準を維持している。

出典:日経産業新聞

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