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野村興産、蛍光灯リサイクル2割増 2010年までに年1万トン

2008/06/25

ニュース

蛍光灯や電池など水銀含有製品のリサイクル大手、野村興産(東京・中央)は使用済み蛍光灯の受け入れを2割拡大する。年間リサイクル量を現在の8500トンから2010年までに1万トンにする。リサイクル施設の稼働時間を延長して対応する。政府が白熱電球から蛍光灯への転換を打ち出している。蛍光灯の供給が増えるとみて、受け入れ態勢作りを急ぐ。

最終処理をするイトムカ鉱業所(北海道北見市)は現在、昼間のみ稼働している。これを夜間に延長し処理量を増やす方針だ。家電リサイクル法改正で、蛍光灯を内蔵している薄型テレビも09年度からリサイクルの対象になるため、蛍光灯の廃棄が増えることが予想される。処理量が想定以上に増えれば、設備増強による能力拡大も検討する。

蛍光灯は水銀に電子が当たって光を発生し、重量ベースで0.004%の水銀を含んでいる。イトムカ鉱業所は水銀リサイクル設備としては国内最大級。全国から蛍光灯を集め、水銀が入っている口金などの部品を焼却し、水銀を取り出している。使用済み電池から取り出す分を含め、国内需要を上回る年間15トン程度の水銀を集めており、再び蛍光灯材料などとして販売する。

有害物質の水銀は取り扱いが難しく、使用済み蛍光灯の処理費は1トンあたり最大10万円程度する。野村興産がリサイクル処理をする使用済み蛍光灯は全国の発生量の20%弱にすぎない。リサイクルに回る量を増やすため、蛍光灯に微量に含まれる希土類の回収・リサイクル技術も開発中だ。蛍光灯の重さの9割強を占めるガラスについても再び蛍光灯に戻す技術を研究している。

出典:日経速報ニュース

 

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