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都城の処分場地下水浸出:漏水検知作動せず 異常知りながら稼働 /宮崎

2008/06/23

ニュース

都城市は20日、市内高崎町の一般廃棄物最終処分場「クリーンコアたかざき」で、05年4月の稼働時から現在まで、漏水を検知するシステムが作動していなかった、と発表した。同年3月の施設の完成検査でシステムの異常が分かったにもかかわらず、システムが作動しないよう人為的にスイッチを切った上で3年以上もごみを埋め立てていた。06年1月の合併時に担当課への事務引き継ぎはなく、今月6日に高崎総合支所職員の連絡で分かった。

都城市のごみ処理施設を巡っては、志和池一般廃棄物最終処分場調整池のコンクリート継ぎ目などから地下水がわき出ているのに、担当課が上司に報告していなかったことが明らかになったばかり。市は19日夜に地元住民に説明した。完成時の高崎町長だった佐藤忠房・高崎自治区長は「完成検査の決裁時には、このような問題があるとの報告はなく、稼働後に知った。専門的な技術上のことでもあり、施工業者任せのところがあった」と釈明した。

高崎処分場は家庭のリサイクルごみの残さ、焼却灰などを埋め立て処分する。施設全体を屋根で覆っている。埋め立て地には漏水を検知する「管理マンホール」15本が埋め込まれ、異常があると「漏水検知マンホール」のセンサーが反応して警報が鳴るシステムになっている。

市の説明によると、水がまったくないはずの完成検査時に「管理マンホール」に水がたまり、センサーが反応した。調査したところ、底盤に敷いた砂の層に含まれる水分が原因と想定された。その際、「経過を観察する」として検知センターとつなぐ管を遮断。今も同じ状態が続いている。稼働後から施工業者らが断続的に実施している水質検査では、漏水や地下水のわき出しはないという。

市は施工業者らに対し、今月中に改善策を提出するよう求めた。

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