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豊田通商 廃車からリサイクル実証実験

2018/11/05

ニュース

トヨタ自動車グループの「豊田通商株式会社」が、「矢野経済研究所」と再生プラスチックの「いその株式会社」とで、廃車からプラスチック樹脂を回収するリサイクル「Car to Car」の実証実験を行っており、8月末から2期目に入った。

豊田通商は、1970年創業で、レアメタルの回収など様々な再資源化に取り組んできているが、大半の樹脂は燃料資源として焼却されている。これは、解体業者による取り外しのコストがかかり、劣化している樹脂をリサイクルするのは技術的にも困難だったためだ。今後は、「いその」が取り外した樹脂部品の劣化具合を検証し、「矢野経済研究所」がデータと課題をまとめていく。「豊田通商」は、物流を効率化し、総合的な支援を行う計画。

ヨーロッパなどでは、リサイクル樹脂を自動車部品に再利用するなど樹脂のリサイクルが進んでいるが、日本では、アンダーカバーに利用される程度。
トヨタは、2015年に「トヨタ環境チャレンジ2050」と銘打ち、環境方針を発表した。その中で、「自動車の材料を開発する段階から廃棄、リサイクルまでの全体で二酸化炭素を削減する」、「最大限に使用済み自動車を活用する」などが打ち出されている。

昨今、海洋プラスチック廃棄問題も課題となっているため、樹脂リサイクルは必須となりそうだ。

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