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監視カメラでごみ4割減

2008/04/17

ニュース

 家庭ごみや産業廃棄物の不法投棄に悩む善通寺市が昨年12月、多発現場に移動式の監視カメラを設置したところ、投棄ごみの回収が4割減るという大きな効果が上がっている。

 住民から寄せられた情報を基に市内の多発ポイント10か所余りを移動させ、1週間にわたって24時間体制で監視。

 カメラの設置を知らせる看板を設けたことなども抑止につながったとみられ、不法投棄の根絶を目指す市は「環境破壊だけでなく、処理に税金が使われている。

 捨て得は許さない」として、カメラの設置台数を増やすことを検討している。

 市によると、市内では年間約8トンの投棄ごみを回収。

 同市原田町では昨年4~7月、高速道路のガード下に高さ1メートル、幅3メートルにわたり衣服が山積みされていたほか、同市大麻町の山中の市道沿いでは、日常的に冷蔵庫やテレビなどの大型家電が捨てられるなど悪質な例が目立った。職員がパトロールを強化し、不法投棄をやめるよう看板を設置するなどの対策をしてきたが、一向に減らなかった。

 このため、昨年11月、約160万円で移動式の監視カメラを購入。人や車を感知すると照明が作動し、夜間でも鮮明な画像が撮影でき、日付と時刻も記録される。カメラとともに、設置を知らせる縦70センチ、横40センチの看板を設け、市の広報誌などでPRしてきた。

 市によると、月平均約700キロが回収されていた投棄ごみは、カメラ導入後は400キロ程度に減少。月5件ほど寄せられていた不法投棄に関する市民からの情報や苦情は、1件あるかないかまで減ったという。

 不法投棄は、各家庭での大掃除に伴う年末年始、転居者が増える年度末と年度当初に増加する傾向にあり、市は今月を強化月間として警戒している。

 市生活環境課は「抑止が目的だが、悪質なケースには毅然(きぜん)とした態度で臨む。映像から個人が判明した場合、速やかに警察へ通報する」としている。

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