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残っためん・パン飼料に、霜降り高級豚肉生産、兵庫の養豚組合、プラント設置

2008/10/07

ニュース

 兵庫県内の養豚業者などで構成するエコフィード循環事業協同組合(加西市)は食品残渣(ざんさ)を原料とする飼料を使った高級豚肉の生産に乗り出す。パンやめん類の残りなどを集め飼料に加工する専用プラントを加西市に設置。飼料の供給が始まる年末から、赤身に脂肪が入った「霜降り豚肉」を生産する。二〇一〇年度には、年間二千頭分の霜降り豚肉を出荷していく方針。

 エコフィード循環事業協同組合は木村養豚場(たつの市)、定岡養豚場(洲本市)、山端養豚場(加西市)などで構成する。同組合が建設するプラントは、食品会社やスーパーなど小売業から集める年間一万五千トンの残渣を加熱乾燥し、四千八百トンの飼料に加工する。十日に完成予定で、事業費は七億二千万円。十二月から供給を始める。

 兵庫県では、〇一年度から県立農林水産技術総合センター(同市)で、残渣をリサイクルし生産に役立てる技術研究を進めてきた。ここで、生後七カ月目で出荷する豚に対し、出荷直前の二カ月間、パンやめん類の残りを与えると、さしが入った柔らかい肉が生産できる技術を開発。〇六年度からは農家での生産試験も進めている。

 これまでテスト出荷した霜降り豚肉は「一般の豚肉より二割ほど高い小売価格で売れた例もあった」(同県畜産課)といい、生産が軌道に乗ればブランド化にも力を入れる考え。

出典:日本経済新聞(地方経済面)


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