栗東の産廃処分場跡地問題:大阪の研究所提案、県が採用 /滋賀
2008/07/10
ニュース
栗東市小野のRDエンジニアリング社の産廃処分場跡地の有害物質問題で、県は8日の県議会環境・農水委員会で、県の対策案に基づく技術提案を業者にした結果、「建設技術研究所」(大阪市)の提案を採用したことなどを説明した。今後は詳細設計で、廃棄物の内容や具体的な工法を明らかにするという。
県は「有害物の一部撤去以外は現地で浄化処理し覆土する」と発表し、6業者に提案を要請。応募した3業者から同社を選んだ。
県は、この日、詳細設計で▽除去する有害物の範囲▽遮水壁の詳しい工法▽覆土の材料▽焼却炉の洗浄除去の方法――などが明らかになると説明。今後、再び開く住民説明会の状況を見て、業者と契約手続きに入るいう。
また、4日の一般質問で「掘削時に2次汚染を防ぐ作業をした証拠がない」などと指摘された問題で、県は作業日報や写真で確認した結果、「工事に瑕疵(かし)はなく、2次汚染は発生していない」と説明した。
出典:毎日新聞