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松江・ホテル硫化水素事故:東横イン廃材、「投棄場所」と違う場所で発見

2008/06/09

ニュース

松江市のホテル「東横イン松江駅前」の地下配管室で硫化水素が発生した問題で、発生原因とみられる建築廃材を投棄した「東横システム電建」が、新たに投棄したと説明した配管室と、県などが廃材を発見した場所が異なることが分かった。

東横システム側は5日、受水槽室の北側にある配管室CとDに投棄したと説明していた。県などが直径15センチほどの穴をあけて1階からカメラを入れて調査したところ、配管室Cにはビニール袋に入った建築廃材などが1・5メートルほど堆積(たいせき)しているのを確認した。受水槽室Bと配管室Cをつなぐ入り口はモルタルでふさがれていた。

しかし、配管室Dには、天井から開けた穴から確認する限り、30センチほどの水がたまっていただけだったという。一方、東横側の説明ではなかった配管室Eから廃材が確認された。これらの配管室からは硫化水素は検出されていない。

高濃度の硫化水素が発生した配管室Aでは、5日、建築廃材の石こうボードを動かしたところ、13ppmの硫化水素が検出され、撤去作業は難航。県は6日、埼玉県環境科学国際センターの専門家から指導を受けながら、撤去方法を確かめている。

松村憲樹・県廃棄物対策課長は「新たに見つかったことは残念。誠意を持って対応してほしい」と東横システム側の体制を批判。同社が主張する配管室Dの確認作業については、「まだ、他にもある可能性があるが、硫化水素が発生している配管室の廃材撤去作業を優先する」と話している。一方、東横システム電建の代理として対応した系列の東横イン電建の原田雄次総務部長(49)は「報告した従業員の記憶違いだったと思う。誠に申し訳ない」とコメントした。

廃棄物のリサイクル化を推進する神戸市にある藤定運輸

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