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東レ、膜分離活性汚泥法向け浸漬膜事業を加速

2008/08/27

ニュース

東レは、年率20%以上の市場成長が予想される膜分離活性汚泥法(MBR)用浸漬膜事業を加速する。この膜は下排水リサイクルプラントで使用され、世界中で需要が急拡大している。同社はポリフッ化ビニリデン(PVDF)製の高性能浸漬膜を武器に、下排水を再利用するニーズが大きい中東向けに販売攻勢をかける。これによりMBR用浸漬膜の売上高を07年度の約4億円から2010年度には約67億円に拡大する。

 MBRは、下排水の活性汚泥槽に精密濾過(MF)膜を浸漬し、高純度の濾過水を得るもの。従来の活性汚泥を沈殿させる処理法と比較して大幅な省スペースと安価なプラント価格、余剰汚泥も少ないなどのメリットがあり、水不足の国や地域で採用が本格化しつつある。07年度に130億円だったMBR市場は、2010年度には230億円に拡大することが予想される。

出典:日刊工業新聞


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