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日本ポリグル、産廃からレアメタル抽出できる凝集剤工場を8月稼動

2008/06/03

ニュース

日本ポリグル(大阪市中央区、小田節子社長、06・6252・1060)は、汚泥などの産業廃棄物からインジウムやリチウムといった希少金属(レアメタル)を抽出できる新型凝集剤「PG―M」を開発し、量産工場を熊本県天草市内で8月めどに稼働させる。総投資額は3億7000万円。薄型ディスプレー向けにインジウムなどのレアメタル需要が増加しており、リサイクルのための凝集剤の伸びが期待できると判断した。

 専用の量産工場は敷地面積890平方メートル、延べ床面積660平方メートルで、すでに着工済み。PG―Mは納豆のネバネバ成分から抽出したポリグルタミン酸を主原料に、磁性体を加えたもので、徳島大学と共同開発した。ポリグルタミン酸は納豆由来の天然素材なので、安全性が高い。さらに水素イオン濃度(pH)を変化させないため、調整剤が不要。

出典:日刊工業新聞
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