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再資源化ビジネス好調 「原油高、高品質」追い風

2008/05/19

ニュース

世界的な原油高を背景に、廃プラスチックを燃料や原料として資源利用するリサイクルビジネスが、注目を集めている。春日井市の廃棄物処理業者も3年前からリサイクルに力を入れ始め、その間の売り上げが28%増の好業績を記録している。

プラスチックのリサイクルは主に、原料として再加工する「マテリアルリサイクル」と、燃料へと変える「サーマルリサイクル」の2つがある。これまでは処理費用が石油などの仕入れより高くついていたため、伸び悩んでいた。だが、最近の原油高で逆転。代替燃料としても、発電所や製紙会社で積極的に使われるようになった。

春日井市の大和興業は、もともと産業廃棄物の最終処分をしていたが、2000年ごろから他社に先駆け、リサイクル事業に着手。05年にプラスチックや古紙から石炭の代替燃料「RPF」を本格的に作り、業績を伸ばした。

廃棄物の仕分けを細かくすることで、それまで技術的に難しかった高品質での再原料化にも成功。リサイクル品の卸価格は5-10%上がり、取り扱う廃棄物の量は約1・5倍に増えたという。

プラスチック処理促進協会(東京都中央区)によると、他社でもリサイクルビジネスは少しずつ拡大し、リサイクル率は2000年の50%から、06年は72%に増加。埋め立て処分も6割減った。

「これまでは掛け声ばかりが大きかったリサイクルだが、原油高で大きく動きだしている」と同協会。それでも不純物や汚れが多い一般廃棄物ではリサイクルする上で、コスト、環境の両面で負荷が大きいという現実も。そのため年間284万トンが、まだ埋め立て・焼却処分されているといい、今後の新たな技術開発やリサイクルシステムの構築が期待されている。

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