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レアメタル・貴金属30鉱種、平均リサイクル率46.8%。

2008/07/10

ニュース

民間調査会社の富士経済(東京・中央)は世界のレアメタル(希少金属)・貴金属市場の成長予測とリサイクル率についてまとめた。レアメタル・貴金属三十鉱種の二〇〇六年の市場規模は五千二百万トン、十七兆六千億円超と想定。〇六年の平均リサイクル率は四六・八%だった。

リサイクル率はモリブデンが八〇%、インジウムが六〇%と高めなのに対し、アンチモンやレアアースが五%と鉱種間で差が目立つ。ほかの金属はニッケルが四〇%、金が六〇%、銀が三〇%だった。

各種金属の需要予測(国内市場と日系企業の海外販売分)では、液晶パネルの電極材になるインジウムの一〇年の需要は〇六年比八九%増の千百二十八トンになる見通し。液晶テレビの販売増加で主要部材のパネルの生産量も増えるためとしている。

自動車用の排ガス浄化触媒材料として使われるプラチナは一〇年に〇六年比五・七%増にとどまる。大幅に使用を減らした技術の開発が進んだり、代替素材の使用が急速に進むとみている。

出典:日経産業新聞, 15ページ,

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