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ヤンマーエネルギーシステム 食品工場の残さや汚泥での発電をサービス化

2019/08/23

ニュース

ヤンマーエネルギーシステムは発電機などのエネルギー関連機器について、機器販売だけでなく設置や運用を含めたサービスとして顧客に提供する「エネルギーソリューション事業」を本格的に開始すると発表。同社はガスヒートポンプエアコン、コージェネレーションシステム(熱電併給)、非常用発電機などを手掛けており、比較的小規模な省エネルギーやエネルギー効率活用の推進を得意とし、これらの機器関連のサービスを「ソリューション推進室」が強化し、5年後をめどに100億円規模の売り上げを目標としている。

国連が提唱する環境に配慮したエネルギーミックスの推進や再生可能エネルギー導入、CO2排出量抑制に取り組むという観点で、同社のエネルギー機器への需要が増加。エネルギーソリューション事業では、エネルギー機器を効率的に制御する省エネ、食品残さや下水汚泥・廃食油などの廃棄物をエネルギー源への転換する運用体制の構築やサービスとして提供する方針。

そのうちの1つであるバイオマス発電では、食品残さや下水汚泥から発酵によって造ったメタンガスや廃食油を燃料として発電機やコージェネレーションシステムを動かす。廃棄物が生じる工場や下水処理場に装置を設置し、得た電気や熱などを再利用や外販する計画も。

例えば「FIT発電事業」では、、顧客に機器の設置場所を借りて、ヤンマーエネルギーシステム所有の発電機を設置し、顧客から買い取ったメタンガスを燃料として発電し、電力会社に販売。顧客は、廃棄物だったバイオガスの売却益と土地使用料と合わせて年間500万円程度を受取り可能に。機器の運用や保守はヤンマーエネルギーシステムが全て担う。電気は固定価格買い取り制度(FIT)に基づいて電力会社に販売するのが有利だが、顧客の工場や処理場に販売する場合も。また、稲作で発生するもみ(籾)殻をガス化し、それ(一酸化炭素)を燃やして発電する事業も検討中。煙が出ないガス化発電によってもみ殻の処理問題を解決すると同時に新たにエネルギーを確保できると期待。

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