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シンガポールと上海の研究チーム 食品廃棄物で携帯充電装置開発

2018/05/22

ニュース

食品廃棄物を活用して携帯電話などを充電する装置を、シンガポール国立大学(NUS)と上海交通大学の研究チームが開発した。シンガポールで発生する食品廃棄物は、廃棄物全体の10%で、リサイクル率はわずか14%。これにより食品廃棄物の削減につながればと期待が集まる。まずは、NUSの学生寮で試験運用を開始している。

同装置は、食品廃棄物を嫌気性微生物に分解させることによって、バイオガスを発生させ、そのガスを熱と電力に変換するもので、食品廃棄物約1tから200~400kWhを発電することができる。発電量は、食品廃棄物の種類、炭水化物やタンパク質、脂質の量などによって違うという。装置で発生した電力は、まずは装置を稼働する動力に使い、残りは、携帯電話などの充電に利用できる。熱は、微生物が食品を分解する適温である50℃に保つ。

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