オランダ 使用済み紙おむつをリサイクル
2018/09/19
ニュース
オランダで、使用済みの紙おむつからプラスチックを取り出し、植木鉢などに再生する工場の建設が始まった。オランダでは、年間約14万4000tのおむつが捨てられている。
同工場の場所はオランダ中部のウールトで、エネルギー企業ARNが運営する。処理能力は年間約15000tを予定している。高圧蒸気を使用し、紙おむつに含まれるプラスチック化合物と糞尿を分離するという。まず、40バールの圧力で250℃まで加熱し、液化させる。その後冷却し、プラスチック化合物の粒を浮き上がらせ、残りの内容物と分離する。分離後のプラスチックは造粒機を使用し顆粒化し、ガスを生成す汚水は発電所の燃料や肥料にリサイクルする。残りは下水処理場に送るという。