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【国内最大級】太洋サービス、食品廃棄物を利用したバイオマス発電所を計画中

2022/11/07

ニュース

 浜松市西区に位置する廃棄物処理業「太洋サービス」は、食品廃棄物を原料にした国内最大規模のバイオマス発電所と、バイオ燃料の生産などに使われる微細藻類の試作製造事業所の整備をそれぞれ同区内で計画中。

 「浜松バイオパワー発電所(仮称)」は、食品工場などから出る生ごみなどを毎日200トン収集してメタンガスを取り出し、発電利用する。また、発酵の過程で生じる消化液や残りかすは肥料や家畜用飼料のほか、微細藻類の培養に活用する。発電所は、2026年に稼働予定。
 
 「浜松藻類試作製造事業所(仮称)」は、23年以降に稼働予定で、8~10年程度かけて拡張を図る。浜名湖沿いに位置する事業所は、淡水や海水を活用しやすく、また必要な日照時間が全国トップ級であるため、この立地特性を生かし藻類の成長を促していく。
 
 鈴木裕司社長(46)は「食物連鎖の底辺に位置する藻類が効果的に活用できれば、農水畜産の生産性を向上でき、脱炭素可に貢献できる」と展望を述べた。バイオマス発電などを通じて、将来的には食品メーカーなどとの取引拡大を視野に入れる。

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