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「クリーンセンター滋賀」10月末開業 循環型社会、強い味方

2008/08/31

ニュース

 甲賀市甲賀町神で建設が進められてきた産業廃棄物管理型最終処分場「クリーンセンター滋賀」のオープニングセレモニーが30日、現地で行われた。10月30日に開業する。最終安定型処分場では処理できない汚泥など「管理型物」に分類される廃棄物が処分できる県内唯一の施設だが、リサイクルの進展で最終処分される廃棄物自体が少なくなっており、経営の見通しは厳しい。

 処分場は、産業界と県などが出資している県環境事業公社(理事長、嘉田由紀子知事)が、平成17年9月から約100億円をかけて建設。全体面積約23.6ヘクタールのうち、廃棄物を埋め立て処理する部分の面積は約9.8ヘクタール。廃棄物の容量は90万立方メートルで、全国でもかなり大きい規模という。

 埋め立て期間は15年間とする契約を地元と結んでおり、8年に策定した当初計画では毎年6万7000立方メートルを処理する見込みだった。しかしその後、産業界のリサイクルの進展で最終処分量が激減。処分量の見込みは、3分の1以下の年間2万立方メートルに下方修正され、維持費だけがまかなえる計算となっている。

 持ち込まれた廃棄物は、石綿含有廃棄物を除いた全量を「展開検査場」で広げ、許可されていない品目がないかチェック。廃棄物からしみ出た排水は、遮水シートで地下水と混ざるのを防いだ上で、漏水検知器と地下水モニタリング設備で監視し、万一漏れた場合は遮水壁で防御する。廃棄物からの排水は「浸出水処理施設」で浄化して下水道へ排出。埋め立て地以外の雨水などは「防災調整池」に流す。

 「開かれた施設運営」を掲げており、環境調査や搬入量などのデータを定期的に公開。浄化処理した水が入った水槽や防災調整池で魚を飼い、水質に問題がないか、住民らが目で見て確かめることができる。

 セレモニーには、出資団体の関係者や地元住民ら約100人が参加した。嘉田知事が「最新鋭の処分場が誕生したと自負している。資源循環型社会形成の一翼を担う役割を果たしていく」とあいさつしてテープカット。地元の小学生らとともに、防災調整池にコイを放流した。

出典:産経新聞


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