農林水産省 事業所の食品ロス2030年度までに半減を目標
2019/04/12
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農林水産省は、食品工場や飲食店などの事業所から排出される食品ロスについて2030年度までに半減を目標とする。製造過程から流通、消費にいたるまで供給連鎖全体で取り組みたいとしている。
事業所から排出される食品ロスは、年間約350t、家庭からは約280tとされており、家庭の食品ロスについては既に半減目標がたてられていた。
目標実現に向け、製造事業者には見込み生産から受注生産への切り替え、消費者には賞味期限が短い商品の購入などを促して行く。また、食品リサイクルの実施目標についても、再生利用50%を達成できるようよびかける。現在のリサイクル率は食品製造業は95%だが、外食産業は32%と低く、2024年度には50%を達成したいとしている。