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YKK AP、2012年度の環境活動で出荷重量当たりのCO2排出量を前年度比2.5%削減

2013/08/05

ニュース

 YKK APは、2012年度に実施した環境活動によって、国内拠点で出荷重量当たりのCO2排出量を前年度比で2.5%削減した。省エネ・節電対策や、エネルギー削減効果の高い設備投資を推進した。環境配慮型商品の販売比率は86%に拡大し、なかでも環境性能が高い商品が74%になった。廃棄物の再資源化率は98.7%と、同社が規定するゼロエミッションを継続している。

 2012年度は、生産ラインの効率化や生産性向上による省エネ活動、拠点ごとでのピーク電力削減目標を定めた節電対応などを積極的に行った。併せて、内窓、生産設備、照明、空調などエネルギー削減効果の高い設備投資の前倒しや追加を進めた。その結果、前年度比で2.5%削減となった。ただ原子力発電所の停止に伴い、当初目標からは増加した。

 当初目標は2007年度比5%削減だが、それに対しては1%の増加(前年度は4%の増加)だった。原発停止で電力のCO2排出係数が悪化したことが要因で、原発停止前の係数で算出すると21%の削減(同19%の削減)になる。環境配慮型の「エコ商品」は前年度の85%から上昇し、より環境性能が高い「エコクローバー商品」は同70%から拡大した。

 廃棄物の再資源化は、四国事業所(香川県宇多津町)で油水処理装置を導入して廃棄物の発生を抑えたことなどで前年度の98.5%から向上し、「再資源化率97%以上」とするゼロエミッションを8年連続で達成した。今後、生産活動で出荷重量当たりのエネルギー使用量の毎年1.5%削減を目指し、2016年度までの2012年度比6%削減に向けて取り組む。

出典:日経BP環境経営フォーラム

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