NTT西日本グループ IoTで廃棄物収集運搬業務を効率化 実証実験開始
2017/11/16
ニュース
NTT西日本グループは、京都府が公募していた「平成29年度スマート・センサー活用リサイクル促進モデル効果検証等事業」の事業者に採択され、10月20日より京都府内で実証実験を開始した。これは、株式会社エックス都市研究所、シンク・アンド・アクト株式会社、NISSHA株式会社の協力のもと、行っている。期間は、2018年3月30日まで。
同実証実験は、排出事業者及び収集事業者も含めたステークホルダー全体を繋ぐIoTプラットフォームを構築し、廃棄物処理のコスト削減を図ることが狙いで、内容の詳細は以下の通り。
①産業廃棄物の保管量が分かるセンサーの設置
②センサーの通信環境の整備(LPWAと3Gネットワークの比較検証)
③センサーの情報をもとに最適な収集運搬ルートを提示するシステムの導入
④上記の環境下で行われる廃棄物処理モデルの効果検証(処理費用の削減効果、CO2排出量削減効果等)
排出事業者の保管場所に計量センサーを設置し、IoTプラットフォーム上で各排出事業者の廃棄物量をリアルタイムに可視化。計量センサーから収集したデータをAIで分析することで排出予測や最適な車両や走行ルートの選定が可能になり、効率的な回収方法をサポートできる。また、保管場所の環境に応じてLPWAや3Gなどの最適なネットワークとセンサーの組み合わせを実施する。