JR東日本 北陸新幹線の防音壁にアスベスト 不適切処理
2016/11/04
ニュース
11月2日、JR東日本長野支社が、北陸新幹線(軽井沢-長野間)の防音壁にアスベストが含まれており、それらを廃棄する際に、不適切な処理を行ったと発表した。
今年10月、鉄道総合技術研究所が検査を行い、新幹線の防音壁にアスベストの一種であるクリソタイルが含まれていることがわかった。2005年に、石綿障害予防規則が施行され、アスベスト廃棄の際は、飛散防止のため、そのまま埋め立てることとなっている。しかし、今年6月までに計1,800tのアスベストを含む廃棄物が廃棄物処分場で不適切処理されていた。
処分されていた場所は、長野県上田市と立科町、小布施町の山林内で、人の立入りの可能性は低いという。また、クリソタイルは飛散しずらい性質上、人体や環境への影響はないとみられている。