【ダイナックス】苫小牧工場にバイオマスボイラー導入|木質チップを燃料に
2022/11/21
ニュース
北海道の自動変速機用クラッチ板製造大手「ダイナックス」は、苫小牧工場で木質チップを燃料とするバイオマスボイラーを導入すると発表した。廃棄物の削減だけでなく、CO2排出量の削減も目指していく。
新設備の導入で年間3501トンの二酸化炭素(CO2)排出量の削減が見込め、ダイナックス全体の9%のCO2削減につながるという。木質チップはダイナックス自社で発生する木質含有の廃棄物に加え、選別・破砕した北海道内から出る建築廃材をものを原料とする。従来使用していた天然ガスボイラー12台と重油ボイラー1台は停止する。
工事は2022年11月に開始、運転は2024年1月を予定している。総工費は約7億円。
ダイナックスは2050年カーボンニュートラル達成に向けた活動を進めており、2030年の温暖化ガス排出量を19年度比46%削減することを目標としている。