【日本製紙】富士工場の飲料用紙容器リサイクル設備を稼働|資源循環を推進していく方針
2022/12/13
ニュース
日本製紙株式会社は、富士工場内で紙コップや紙パック等の食品・飲料用紙容器リサイクル設備の稼働を開始させた。
今まで、使用済みの紙容器の大半が一般ごみとして焼却されてきた。しかし、昨今の食品・飲料用紙容器のリサイクルに対する市場ニーズに沿えるよう、2021年9月から本設備の導入を始めた。
草加工場と足利工場では、主として段ボール原紙の原料用に、使用済みの紙容器のリサイクルを行っていたが、富士工場に設置した本設備では、高品質・高白色のパルプを生産することが可能となる。この特性を活かし、今後は紙・板紙・家庭紙など幅広い分野で製紙原料としての利用を目指す。
日本製紙グループは、「木とともに未来を拓く総合バイオマス企業」として、再生可能な資源である「木」を最大限活用する技術と優秀な循環資源である「紙」を再資源化するリサイクル技術を合わせて展開することにより、木質資源を基盤とする資源循環を推進していく予定だ。