エコノハサーチ

8月31日、青森県八戸市にある曽我産業の子会社に協調融資を開始したと発表があった。

融資元は青森銀行で、総額は19億5,000万円となる。

曽我産業はバイオマス発電事業を手掛けており、今回、地域で発生する間伐材等、まだ一度も使われていない木材を使用した地産地消型の発電事業に融資の決定が下りた。

協調融資の主幹事は青森銀で、七十七銀行、商工組合中央金庫、岩手銀行、青い森信用金庫、みちのく銀行が参加する。

曽我産業は建設工事に力を入れているが、チップ販売なども展開している。

今回の地産地消型バイオマス発電事業は、発電能力1,990kwの木材バイオマス発電所を青森県南部町に建設し、令和6年12月の稼働開始を予定している。

20年間売電する計画で、固定価格買取制度を利用するとのことだ。

青森県では大手企業などと連携したバイオマス発電事業が進行しているが、どれも県外企業の関与であった。

今回のバイオマス発電事業は青森県内の企業が単独で手掛けることになり、青森銀によれば初めてのことだという。