【廃棄衣類繊維活用実験成功】3Dプリンター建築の断熱材に
2022/08/30
ニュース
MAT一級建築士事務所とワークスタジオは、廃棄衣類繊維を3Dプリンター建築の断熱材に活用する実験に成功した。
MAT一級建築士事務所は、国内初の3Dプリンター建築で建築確認済証が交付されるなど高い実績を持っている。
繊維リサイクルに力を入れているワークスタジオは繊維リサイクルボード「PANECO」を展開する企業で、「脱廃棄社会」を目標に環境配慮型素材の研究・開発などを行っている。
今回の実験は、それぞれにノウハウを持つ2社が共同で行った実験だ。
焼却処理すると二酸化炭素を排出する廃棄衣類繊維を建築の断熱材に活用できれば、脱廃棄に貢献できる。
さらに長期使用が可能となれば、「脱炭素」にも大きく役立つ。
MAT一級建築士事務所とワークスタジオはさらなる研究で、廃棄衣類繊維のアップサイクルでできる素材の実用化を狙う。
3Dプリンター建築や住宅といった一般建築の断熱材として一般的に利用可能な状態にまで持っていくことを目指す。
2社は戦略的パートナーシップを締結し、サスティナブルな建築を目標としている。