【古紙在庫】6月末16.2%減 段ボール原紙の需要高まる
2022/08/11
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紙原料の古紙在庫が前年を下回ったのは7ヵ月連続。
指標としている関東製紙原料直納商工組合(関東商組、東京・台東)によると、32社分の6月末在庫は新聞・段ボール・雑誌の3品合計で23,181tだったという。
前年の6月末と比較すると16.2%少なく、前月末と比べても7.6%減となった。
前月比がマイナスとなるのは3カ月連続である。
段ボール古紙は11,446tで前年同月末比16.6%減となり、7ヵ月連続のマイナスだった。
新聞古紙に至っては前年同月末比18%減の5821tで、13ヵ月連続前年を下回った。
雑誌古紙は5914tで前年同月末比13.3%減と比較的緩やかな変化だが、7カ月連続で前年同月割れとなった。
6月は経済活動が正常化するとともに物流が増加し、段ボール原紙の需要が高まった月だった。円安を背景に古紙の輸出が増えたのも影響した。