【大阪・南港ATC】日本初の家電リサイクル専用常設展示ブース 展示スタート
2022/08/05
ニュース
8月2日、大阪の南港ATCビル11階おおさかATCグリーンエコプラザ内に日本初の家電リサイクル専門のブースが登場。
東京都千代田区にある一般財団法人家電製品協会が子どもたちに「家電リサイクル」を紹介する常設展示だ。
一般財団法人家電製品協会は、さまざまな家電製品の安全性の向上、アフターサービスの充実、製造物責任に関する検討を行ってる。
また、使用済み家電製品の問題や、省エネルギー・省資源対策などの調査や研究、政策の立案、実施を行ってる協会だ。
新しくオープンする展示ブースには、日頃から馴染みがある家電製品が並ぶ。
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機などが、どのような造りで、どのようにリサイクルされるのかを、実物の商品や映像を通して、ゲーム感覚で楽しんで学べるようになっている。
2001年に「家電リサイクル制度」が施行され、既に21年が経過。
リサイクル率は増加傾向にある。
しかし、家電の買い替えサイクルは比較的長期の10~15年であるため、制度の認識を定着させるために、継続的な呼びかけが必要だ。
家電製品協会では、これまでもリサイクル工場などで、家電リサイクルの展示などを行っていたが、認知拡大のために、より身近な場所の展開会場を探していた。
そして今回、リサイクル工場以外の一般施設としては2022年7月現在では日本初となる常設展示ブースをオープンすることになった。
子供たちが環境について学びやすく、来場しやすい場所で、2025年開催予定の大阪・関西万博エリアに隣接する施設というのも決め手となり、大阪の南港ATCでの開催となった。
アジアで家電リサイクルが推し進められる中で、日本が誇るリサイクル技術を世界に発信できる国際情報発信基地としての役割も期待されている。