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トヨタ レッドウッド・マテリアルズ 電池リサイクルで提携

2022/07/19

ニュース

EV車電池のリサイクルのために、愛知県豊田市にあるトヨタ自動車と、ネバダ州にあるレッドウッド・マテリアルズが業務提携をすると発表した。

レッドウッドはEV(電気自動車)用電池から回収した材料のリサイクルに取り組む。

一方トヨタは、レッドウッドのノウハウを活用してEVやHV(ハイブリッド車)に搭載する電池のリサイクルシステムを作る予定だ。

今後、世界的なEVへの変更や流通に伴い、バッテリー価格の高騰や、金属などの材料不足が予想される。

そのため、資源の有効活用と電池コストの低減が狙いだ。

両社は、EVバッテリーの原材料や部品の調達から販売に至るまでの一連の流れを作る計画を練っている。

まずは、世界で初めて大量生産されたEV車の「プリウス」からバッテリーを回収することを試みる。

初期型プリウスは1997年の発売から今年で25年。

搭載されているバッテリーは、コンピューター制御のため通常よりも寿命の長いバッテリーだが、耐久年数をはるかに超えており、廃棄問題に直面している。

そのため、初期型プリウスからの回収となった。

トヨタの主任研究員であるプラット氏は「自動車業における電池材料の不足と価格高騰はすぐに解消することはない」と最近のインタビューで発言している。

また、不足が緩和されるのは数十年を要するだろうとも語った。

レッドウッドはアメリカ最大のリチウムイオン電池のリサイクル会社だ。

回収された電池から材料を供給することで、バッテリーのコストを下げることを目指す。

年間約100万台のEV生産に十分な量の材料を生産することが25年までの目標だ。

両社は、業務の大半をネバダ州のレッドウッド施設で行う予定にしている。

また、トヨタでは初のバッテリー工場をノースカロライナ州にて建設し、近くにはレッドウッドのバッテリー材料専門施設を新設する計画だ。

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