【滋賀県草津市】焼却ごみ袋有料化案を審議会に提示
2022/07/04
ニュース
滋賀県草津市は、廃棄物減量等推進審議会にて、ごみ袋の有料化案を提出した。
滋賀県内では草津市のみが無料で、他12市はすでに有料となっている。
これまでは引換券の配布でごみ袋を無料で提供。
有料化の対象となるのは「焼却ごみ袋」のみ。
缶・瓶などの資源ごみの2種類のごみ袋は、引換券の配布を続ける予定だ。
実施は、来年10月からを目指す。
この有料化に伴い、ごみの排出を抑え、リサイクルを促す狙いだ。
過去、02~03年と05~09年の2回に渡り有料化の動きがあった。
しかし、いずれも実現していなかった。
今回の案は3度目で、3月に行われた一般廃棄物処理基本計画に組み入れて検討を進めてきた。
有料化後のごみ袋の値段は、焼却ごみ袋45Lが15円、30Lが10円、15Lが5円を想定。
有料化に伴う経済負担は、1世帯で年間約1,210円になる予想だ。
1人1日当たりの家庭排出の焼却ごみは392.7g。
ごみ袋を有料化することにより、5.5%減を想定している。
昨今のコロナ禍で、家庭から出るごみの量は増加していた。
そのうち、燃えるごみは80%に届く勢いだ。
また、リサイクル可能なプラスチック類や古紙類は約30%含まれている。
有料化することによって、無料交換などを通じてリサイクルを促すのが狙いだ。
焼却ごみやプラスチック製容器、ペットボトルのゴミ袋を単身90枚、世帯135枚ほど配ったが、有料化の実現には至らなかった。