【小田急電鉄】「ボトルtoボトル」実証実験。2800本分ペットボトルの回収に成功
2021/09/07
ニュース
小田急電鉄は、ペットボトルのオリジナル回収ボックスを新宿駅に設置し、使用済みペットボトルをリサイクルしてペットボトルとして再利用する「ボトルtoボトル」の実証実験を行った。
ペットボトルの資源循環を促進する「RE:BOTTOLE A(リボトルアクション)」プロジェクトの一環である。
3月12~6月11日、小田急線新宿駅6番ホームに独自のペットボトル分別回収ボックス「リサイクルステーション」を設置し、ペットボトルの回収を試みた結果、再生ボトル2,800本に相当する資源を回収できたという。
リサイクルステーションは、ボトル・キャップ・ラベル等のプラスチック類・飲み残しといった4種に分別できる仕組みとなっている。
従来のゴミ箱と比べると下記のような分別状況となった。
- ラベルをはがして分別率3%⇒34%
- キャップ分別率4%⇒56%
- 飲み残し分別率88%⇒94%
- 異物混入率15%⇒1%
ペットボトルの再利用は、回収の段階で分別を細分化し、不純物がより少ない状態にすることが必要である。
今後、分別率100%、異物混入率0%を目指して取り組む方針だ。