鈴木商会が釧路市の解体業者を完全子会社化。リサイクル事業を新体制へ
2021/07/15
ニュース
鈴木商会は本社を札幌市に構える北海道地区大手リサイクル業者である。同社は7月13日、釧路市の解体業者「木村工務店」の全株式を取得し、完全子会社化したと発表。
鈴木商会の社長である駒谷僚氏が引き続き社長に就任し、木村工務店の社長に就いていた木村秀明氏は取締役に就いた。
鈴木商会が目指すのは北海道の資源リサイクル領域を拡大することである。
北海道の資源循環強化を掲げ、中長期経営計画で取り組む方針だ。解体業界へのアクセスが弱い道東エリアで、今後は両社の経営資源を生かした事業展開を推進。
道東エリアで解体から産業廃棄物の処理までが可能となる見込みである。資源循環インフラとして地域貢献し、さらなる利便性向上を追求するという。
駒谷社長は「今回の子会社化で解体業への進出を果たせた。今後は解体で発生した資源物を我々の手で再生し、資材として生まれ変わらせる資源循環の実現を目指す。
解体や環境の分野で地域に貢献できるように邁進する」と意気込みを語った。