アミタ バイオガス施設「南三陸BIO」で産廃の受け入れ許可取得
2021/06/29
ニュース
アミタホールディングス(株)の事業会社であるアミタ(株)は、宮城県南三陸町のバイオガス施設「南三陸BIO(ビオ)」において、同県による産業廃棄物処分業許可を2021年6月9日付けで新たに取得しましたと発表。これにより、今後は生ごみなどの一般廃棄物に限らず、食品加工業者等が事業活動において発生した産業廃棄物の受け入れが可能となり、両廃棄物を合わせて約2,000t/年以上の資源化を実施していく。
南三陸BIOは2014年7月に同町と取り交わした「バイオガス事業実施計画書」の実施協定に基づき2015年10月に開所。官民連携(PPP)スキームでのバイオガス事業を展開している。
2021年6月9日付けで、汚泥・廃油・廃酸・廃アルカリ・動植物性残さの5種類において、宮城県における産業廃棄物処分業許可(許可番号:00429000689)を新たに取得した。
開所当初から町内の家庭から出る生ごみや、し尿汚泥などの有機性廃棄物を発酵処理し、バイオガスと液肥を生成。バイオガスは、施設内で発電等に利用し、液肥は、有機質肥料として地元の農地に還元。
2016年6月21日付けで一般廃棄物処理業許可を取得後、町内のホテルや飲食店などの事業者から生ごみの処理を受託し、同町におけるリサイクル・ループのシステム化に注力していた。
今回、地域産業におけるさらなる資源循環を促進を目指し、新たに宮城県における産業廃棄物処分業許可(汚泥・廃油・廃酸・廃アルカリ・動植物性残さの5種類)を取得。
■ 施設の処理能力は10.5t/日
■ 液肥生産量4,500t/年
■ 発電量は21.9万kWh/年