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静岡・浜松市 ごみから発生する溶融スラグを酒米の肥料で再利用開始

2021/03/23

ニュース

JA静岡市管内の6カ所で清掃工場から出る最終廃棄物「溶融スラグ」を転用して作られたものを農業用(酒米)肥料として再利用する取り組みが、浜松市で開始された。
この肥料は静岡市などが産官学で開発を進めていたもので、廃棄物の利用で環境負荷を軽減できる上、従来の肥料よりも安価に販売できるメリットもある。流通を決めたJA静岡経済連の寺田国彦代表理事専務は「廃棄物の発生抑制、循環資源の利用推進に流通から貢献できることは非常に有意義なことだ」と今後に期待を寄せている。順次、県内各地へ流通経路を広げていく方針だ。

溶融スラグとは、ごみなどの廃棄物を高温(1,300℃)で溶かし、水槽で急冷した際に生成される砂状のリサイクル資材。有害物質は高温で燃焼される過程で気化し、取り除かれるという。この資材はすでに道路用コンクリートや地盤改良材として活用されている。

この度、浜松市の花の舞酒造で酒米を栽培する田んぼに、スラグを再利用した肥料がまかれた。今後、県西部の田んぼでスラグを活用した酒米栽培を進める方針としている。

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