改正バーゼル条約で2021年1月よりプラごみ輸出規制 早急な対策へ
2020/12/28
ニュース
汚れが残ったままのペットボトルなどリサイクルしづらいプラスチックごみの輸出入を規制する改正バーゼル条約が21年1月1日に発効する。受け入れ国で適切に処理されないプラごみが海洋汚染の原因となっているため、輸出入規制を課したもの。多くのプラごみ処理を国外に依存してきた日本にとって、国内でのリサイクル促進への早急な対応が必要となる。
<環境省は20年10月、規制対象となる具体的基準を発表>
(1)食べ残しや油、泥が付着している
(2)裁断・粉砕処理されていない―など
これらのプラスチックごみは相手国の同意がなければ輸出できなくなる。
来年以降、輸出できなくなったプラごみは一定程度あるとみられ、環境省はこれら国内で行き場を失ったプラごみに警戒するとしていている。