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伊藤忠 仏企業と合同でサウジ工業系廃棄物処理会社に資本参画

2020/11/17

ニュース

伊藤忠商事株式会社(代表取締役社長COO:鈴木 善久、 本社:東京都港区、以下「伊藤忠商事」)は、水・環境インフラ大手の仏スエズ社、サウジアラビアの投資ファンドであるファイブ・キャピタル・ファンド社と共同で、サウジアラビア ジュベイル工業都市において工業系廃棄物処理サービスを提供するEnvironment Development Company (以下「EDCO社」)の株式65%を取得し、伊藤忠商事はEDCO社株式20%を取得したと発表。

EDCO社は、ジュベイル工業都市で工業系廃棄物の収集・中間処理・処分といいった一貫処理サービスを提供する会社で、年間処理能力15万トンを有する同地域の廃棄物処理トップシェア企業である。ジュベイル工業都市は、産油国サウジアラビアの基幹産業である石油化学産業の発展のために設立された行政特区で、世界中から160を超える企業が進出し、欧州やアジア向けに石油化学製品を生産・輸出している。

伊藤忠商事は2000年代から一般廃棄物処理事業の取り組みを開始し、英国で4事業、セルビアで1事業に参画。
サウジアラビアでは、1960年代から水分野の活動を始め、その後石油化学関連の廃棄物処理事業の可能性について調査を継続していた。このタイミングでの資本参画は、環境規制の厳格化と石油化学会社の環境経営志向の高まりによって、今後同国で高いレベルの廃棄物処理が求められることを予測したものである。

同社は、将来的にはサウジアラビアでの本事業の実績を元に同国内・中近東・アジア等における他工業都市で工業系廃棄物処理事業の更なる展開を目指すという。

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