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豊富産業グループ 群馬に車両リサイクル工場建設へ

2020/06/12

ニュース

富山県滑川市の豊富産業グループは、電車や自動車などのリサイクル拠点を群馬県内に新規で建設すると発表。北陸エリア以外では初の試みとなる。交通機関の規模が大きい首都圏に進出し、さらなる受注獲得と車両輸送コスト削減を目指す。年内に着工し、来年末の完成予定。総投資額は約30億円。

新たな拠点は「関東工場」と名付け、埼玉県境に近い群馬県南部の藤岡市内の企業団地で用地を取得する予定で、敷地面積は約1万6千平方メートル。電車やバス、乗用車といった車両に加え、小型家電や鉄スクラップなどの処理を担う。現在、建物の設計作業を進めており、9月には都内に拠点開設の準備室を設けるとしている。

新拠点には最新機器を導入し、鉄道車両の解体効率を高める。処理に要する時間は、グループ4社のうち大型物件を処理する日本総合リサイクル(高岡市伏木)のおよそ半分の約1時間に短縮が可能となる。

東京メトロなど大手から車両買取への引き合いが強まる中、都内などから日本総合リサイクルへ車両を運ぶコストが高く、現行は1両を輸送するために約140万円必要となっている。しかしながら、関東工場で処理すれば50万円ほどにコスト削減できる見込み。

豊富産業グループは、コスト削減と効率化によるメリットのほか、車両をより高い価格で買い取ることができるようになるため、交通事業者にとっても有益になるとしている。

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