「ごみ.Tokyo」が廃棄物処理をネットで試験運用開始
2020/05/01
ニュース
東京を中心に廃棄物の収集運搬を行う白井グループ(東京都足立区)は、事業者向けに廃棄物処理の申し込みから決済までをトータルで提供するWEBポータルサイト「ごみ.Tokyo」の試験的に運用開始したと発表。
排出事業者が廃棄物処理を委託する場合の工程として、以下の項目などがあげられる。
【①業者の探索 ②ール・電話・対面で打合せ ③書面で委託契約書の締結 ④法令で定められたマニフェストの発行・保管 ⑤処理後の支払い】
同社によると、これらの工程をすべて無人化・電子化するシステムを構築したという。排出事業者の利便性向上と処理業者の業務効率化を実現する第一歩となる。
具体的には、排出事業者がスマートフォンやパソコンから依頼情報を入力して申し込むと、契約・マニフェスト・決済はすべてオンラインで完結し、事前購入するごみ袋もSBS即配サポートの宅配便で届けられる。また、電子マニフェストについては、加入の手続きや料金の支払い、登録関連業務などの煩雑な作業が伴うため、同社からサポートを受けられる。決済方法はカード払いのほか、銀行振込、コンビニ入金、代引きにも対応するとしている。
このWEBサイトでは、試験運用では銀座4丁目、原宿・表参道地区、神田淡路町の都内3地域で9月まで展開し、その他の地域については依頼内容の相談に応じるとしていいて、経済産業省の新連携事業で開発したもの。
同社は今後、同サイトを2021年度から低料金で開放する方針を表明している。当分のあいだ、ほかの収集運搬会社がこのWEBシステムに参加するのを原則無償で可能とし、相談に応じるとしている。また、処分会社や共同利用に関心のある企業も募集しているとしている。
■「ごみ.Tokyo」のURL
https://gomi.tokyo.jp/