米スタバ 堆肥化可能な新素材カップで試験運用
2020/03/19
ニュース
コーヒーチェーン世界大手の米スターバックスは、米国のニューヨークやサンフランシスコ、シアトルをはじめ、英ロンドン、カナダ・バンクーバーといった一部の都市で、新しいカップの試験運用を実施している。このカップには堆肥(たいひ)となる素材が使用されており環境にやさしいカップとしている。
新しいカップも紙製で、見た目や手触りは以前のカップと何ら変わりはしないが、内側の防水コーティングにはプラスチックではなく堆肥化が可能な素材が使用さてれいる。このため、現在使われているカップと違い、新しいカップは工業用のコンポスターで堆肥化が可能に。
スターバックスのスポークスマンは、利用客は以前のカップとの見分けはつかないだろうと話している。
スターバックスは何十年にもわたり、より環境に優しいカップによる廃棄物減少を模索してきたが、解決策がなかなか見つからず大きな課題となっていた。今まで使用しているプラスチック素材を内側につかったカップは軽くて積み重ねができて、液漏れも防いでいたが、廃棄後にリサイクルするための分離が困難だった。
ただし、今回使用している堆肥化が可能な素材を使っても、同様にカップから裏地を分離させる必要があるが、処理が可能な施設のある都市を抽出し、新しいカップの試験運用を実施しているという。