岡山県の豪雨廃棄物置き場に無関係がれき 業者の許可を取消
2020/03/18
ニュース
西日本豪雨の災害廃棄物の仮置き場に無関係のがれきなどの廃棄物を持ち込んだとして、岡山県は、田中興業の産業廃棄物収集運搬業の許可を10日付で取り消しを発表。
県によると、同社は昨年8月、倉敷市玉島乙島の仮置き場(約2・6ヘクタール)に、同置き場への搬入証を悪用し、浅口市内の家屋解体で生じた木くずやがれきなど計29トンを運び込んだとして、倉敷市に匿名の通報があり発覚。これは廃棄物処理法に定める許可の取り消し事由に該当し許可を取り消された。県備中県民局は「同様のケースは把握しておらず、行為は悪質」としている。
また、今回の案件に関連し、家屋解体に伴う廃棄物処理の元請けの「総社市宿」の産業廃棄物収集運搬業の許可に関しても、県は10日付で取り消し。県によると、廃棄物処理法に違反して処理業の許可を持たない業者に委託のした上、その業者から受託した田中興業が災害廃棄物の仮置き場に廃棄物を持ち込んでいたという。