オリックス環境 太陽光パネルの適正処理サービスを全国展開へ
2020/03/17
ニュース
■収集・運搬・処理業者とネットワークを構築して提供
オリックス環境株式会社は、太陽光パネルの適正処理サービスを全国で展開すると発表。
同社は、廃棄物処理のコーディネートおよびコンサルティング業務を手がける企業。今回開始された太陽光パネルの適正処理サービスは、産業廃棄物の収集・運搬・処理業者と全国ネットワークを構築した上で提供。
■2030年代に「大量廃棄時代」が到来する太陽光パネル
オリックス環境は、1998年、オリックスグループの環境専門部門として設立。以来、同グループのリース終了物件の管理業務を担うと共に、廃棄物処理のコーディネートおよびコンサルティング業務も展開。事業を通じて全国にまたがる独自のネットワークも構築し、リユース・リサイクル・適正処理における具体的な解決方法を、複合的に提供。
同社は、使用済み太陽光パネルの効率的なリサイクル技術が、現状、社会に定着いていないことに狙いをつけた。太陽光パネルは近年急速に普及したものの、2030年代には大量に廃棄されることが予測されている。この課題を解決するために、独自のノ技術とネットワークを活用してパネルの適正処理サービスを目指す。
■破砕および埋め立てによる適正処理体制を構築
オリックス環境の太陽光パネル適正処理サービスは、産業廃棄物を収集運搬や中間処理、また最終処理を担う企業と協力することで、提供が実現。こうしたネットワークにより同社は、太陽光パネルの破砕および埋め立てによる適正処理体制を構築。自然災害などで突発的に故障・破損が生じた太陽光パネルも、同サービスは利用可能になると見込んでいる。