京都・亀岡 全国初 レジ袋禁止条例案を提出
2020/02/27
ニュース
京都府亀岡市は、21日に開会した議会にプラスチックごみの削減と環境の保全のため小売店などでのプラスチック製レジ袋の提供を全面禁止する全国初の条例案を提出。
同市では川下りで知られる保津川にプラスチックごみが増加し、自然環境や観光業への影響が懸念され改善策が大きな課題となっていた。
これを受けて、亀岡市はプラ製レジ袋の提供を全面的に禁止する条例案を21日から始まった議会に提出。条例案ではスーパーやコンビニ、商店などでのプラ製レジ袋の提供を有料でも禁止するほか、水や土に分解されやすい紙袋なども無料提供を禁止する。条例に違反した場合、市が立ち入り調査や改善勧告ができるほか、事業者の名前を公表する罰則も盛り込まれている。
国は7月から全国の小売店にレジ袋の有料化を義務付けるが、同市によると、有料でもレジ袋の提供を禁止する条例が制定されれば、全国でも初めてだということです。
一方、事業者などからは「混乱を招く」といった意見も出ており、禁止条例案の開始時期については明記されてない。
亀岡市の桂川孝裕市長は「不便もかけるが、市民の7割が賛成で、一定の理解を得ていると思う。議会の意見を伺いながら、ことし8月の条例の施行を目指したい」という考えを示している。