兵庫・西脇市と多可町 新ごみ処理施設計画を追加検討
2020/02/25
ニュース
兵庫県西脇市と多可町で連携する西脇多可行政事務組合は、新ごみ処理施設について2020年度は基本計画の追加検討業務や要求水準書作成業務を発注を目指ざす。今年度も基本計画策定業務を建設技術研究所に委託し、既に業務は完了済みだが、建設地が決定したことを受け、追加検討で施設配置や事業手法を具体的に進め、24年度の稼働開始を目指す。 西脇市は、多可町や加東市と組織する北播磨清掃事務組合で管理・運営しているごみ処理施設「みどり園」で廃棄物処理を担っているが、同施設は1996年に建設されており老朽化が指摘されており、市は多可町、小野市、加西市、加東市を加えた4市1町による北播磨ごみ処理広域化推進協議会で、共同処理施設の整備を模索してきていた。
しかしながら、施設場所が市域から距離が離れており、西脇市と多可町が離脱する形で、1市1町で新施設を整備する結果となった。
建設地は未定ながらも、計画は継続し、19年7月に多可町中区徳畑字小池とその周辺に決定。関係する4者間ですでに施設整備合意書に調印済みという。
今年度は基本計画のほか、現地測量等業務を井上測量設計事務所、生活環境影響調査業務をひょうご環境創造協会、用地測量業務を信栄測量設計に委託。
現状、みどり園の可燃ごみ焼却施設の処理能力は1日当たり132t(66t×2炉)、リサイクル処理施設の処理能力は日量20t(5時間運転)となっているが、対象自治体が減り、近年ごみ減量化が推世間で広まりを見せていることもあり、新施設の処理能力は日量50t程度を想定し計画。