エコノハサーチ

タイ政府は28日の閣議で、工場の電気・電子機器廃棄物（電子ごみ）輸入を禁止する工業省の省令案を承認した。環境保護の推進と市民の健康への影響を低減させることが目的という。 電子ごみは、発電機の廃棄物以外が対象となっている。

電子ごみは世界で最も急速に増えている固形廃棄物と言われており、2000年以降、毎年2000万〜5000万トンずつ増え続けていてる。さらに、国連によると、電子ごみの違法取引など、環境に関する犯罪が国際的に深刻な問題となっているという。

タイ政府も2018年6月頃から廃プラステッとク同様に電子廃棄物（e-waste）の輸入の禁止の方針表明が検討されていが、今回正式に発表された。

日本のプラスチックごみや電子廃棄物は、以前は中国に、中国の禁止後は東南アジアに輸出されていたが、東南アジア諸国での禁止措置の影響で、今後は日本国内に滞留していくばかりとなる。