ブックオフ 使用済小型家電の引き取り 関東で1月末から開始
2020/01/23
ニュース
ブックオフグループホールディングス株式会社の子会社で、リユースショップBOOKOFFを運営するブックオフコーポレーション株式会社は、経済産業省及び環境省が推進する「小型家電リサイクル法」の認定事業者であるリバーホールディングス株式会社と提携。
2020年1月20日より、関東の23店舗で「使用済小型家電の引取りサービス」を開始すると発表。リユース店舗チェーンでは国内初。
◇「小型家電リサイクル法」に関して
これまで、使用済小型家電は各自治体の処理方法に基づき、大半が廃棄物として処分されている。これらの小型家電には、鉄・アルミ・銅・貴金属・レアメタルなどの有用な金属などを含み、日本で年間に発生する使用済小型家電は65万トン、そのうち有用な金属は28万トン(年間約844億円分)と算出され、これが、いわゆる「都市鉱山」とりう問題。
この「都市鉱山」に埋もれた有用な資源をリサイクルするため、2013年(平成25年)4月1日より「使用済小型家電電子機器等の再資源化の促進に関する法律」(小型家電リサイクル法)が成立された。平成30年に年14万トンの回収計画を掲げ、認定事業者の回収や自治体の回収を促進している。
また、2020年東京オリンピックで使用されるメダルは、この取り組みを通じて回収された使用済小型家電より抽出された金・銀・銅を使用。
◇ブックオフの「使用済小型家電の引き取りサービス」に関して
お客様がサービス対象店舗へ持ち込まれた小型家電は、まずは「買取サービス」にて査定。その結果、値段が付かない場合やリユース不能なモノについて「引き取りサービス」をご提案。
「引き取りサービス」では、資源性とされるパソコン・デジカメ等の特にリサイクルすべきと国が指定する品目については無料でお引き取りし、その他のレンジ・空気清浄機・プリンター・炊飯ジャー等については自治体の粗大ごみ料金より低額な料金設定にてお引き取りを予定。
ブックオフによると、「お客様にとってはご不要になった小型家電をお売りいただく際、値段が付かなくても安価な料金で処分できるため、安心してお持ち込みいただける」というメリットにしてほしいとしている。引き取り後は、小型家電リサイクル法に基づく国の認定事業者であるリバーホールディングスに引き渡し、解体・破砕・選別を経て、有用資源を選別しリサイクルの予定。
将来的には、サービス店舗を拡大していくとして、先だって山梨県・中京地区でサービスを開始予定。