中国 2025年までに使い捨てプラ使用削減計画発表
2020/01/23
ニュース
中国の国家発展改革委員会(発改委)は、2025年までの5年間で、プラスチックの生産と使用を削減し、世界最大級のプラスチック汚染に歯止めをかける計画を発表した。
発改委によると、主要都市のスーパーマーケットやショッピングモール、各地のフードデリバリー・サービスで使用されている非分解性プラスチック製レジ袋の使用を今年末までに禁止という。
2022年までには電子商取引や速達便、持ち帰り用食品でのプラスチック使い捨て製品を大幅に削減さる。また、25年までにプラスチック製品の生産、流通、消費、リサイクル、廃棄のシステムを確立の方針。
世界で最多の人口を抱える中国において、プラスチック使用が増加している背景には、オンラインショッピングやフードデリバリーのアプリが農村部でも日常生活に取り入れられた現状がある。フードデリバリーのオンライン注文は簡単で、使い捨てのプラスチック製バッグや容器などのを利用しての提供が増加。
さらに、発改委は中国がプラスチック廃棄物の輸入を無期限で全面禁止すると表明。このほか、非分解性の使い捨てのプラスチック製ストローを年内に全国的で禁止とする。25年までに都市部でのテークアウトサービスによるこうしたプラスチック製品の消費を3割減らすことを目指すとした。