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静岡・御前崎市 産廃施設計画一時中断 住民理解へ

2020/01/16

ニュース

静岡県御前崎市内に計画されている産業廃棄物処理施設の整備計画をめぐり、同市の柳沢重夫市長は、同市役所で大栄環境(大阪府和泉市)の金子文雄社長と面会し、住民投票による決定に基づき事業撤退を要請。要請を受けた同社は事業そのものは維持する意向を示したが、着工に向けた行政手続きを一時中断を表明。

同社は昨年12月に行われた計画の賛否を問う住民投票で反対が90・2%に上ったことを受け、1月にも提出予定の環境アセスメント(環境影響評価)の準備書面の提出を無期限で延期。令和3年4月に着工、5年4月に供用開始としていた建設計画は白紙になった。同社によると、事業再開を目指し、改めて住民説明会を行うことで住民の理解を求めていくとしている。

御前崎市に計画されていたこの産廃施設は、大栄環境が計画する「御前崎リサイクルエネルギープラザ(仮称)」。1日最大約560トンの産廃を焼却して発電する県内最大級の施設になる予定で、環境アセスメントを実施中に住民投票が行われ、先行きが注目されていた。

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