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福岡県糸島市 事業用ごみ袋料金を一挙に5倍へ 事業者から不満続出

2019/10/15

ニュース

10月1日に消費税率が10%に増税されたことを受け、福岡県糸島市は事業所用ごみ袋の料金を、5倍強に値上げした。市によると今回の値上げは、20年間ほど低価格で据え置いていたため、増税のタイミングに合わせて引上げたと見解を述べた。事業者からは突然の値上げに不満を漏らす声が多く出ている。
今回値上げ対象のごみ袋は、飲食店や企業が事業ゴミを出す際に使うもので詳細は以下の通り。
①10枚入りの可燃専用袋(100リットル)は162円から935円(税込)に
②リサイクル袋(55リットル)は140円から660円(税込)に
③その他不燃袋(同)は162円から770円(税込)に
それぞれの値上げ幅は520円~773円となった。

市によると、市内の事業者は10年度の約1200から18年度には約1400に増え、事業系ごみの量も約2割ほどUPし増加傾向にある。17年度の事業系ごみ処理費は約1億5600万円。これに対し、ごみ袋の販売収入は約1900万円で、不足分の1億3700万円を市の税金で補填していた。

福岡都市圏のほかの自治体と比べると、糸島市の可燃専用ごみ袋の単価は春日、大野城両市の12分の1ほどで、市は「受益者負担の徹底化を図るため、安すぎる料金を早急に近隣自治体の水準に近づける必要があった」と回答。市はホームページのほか、事業者にチラシを配るなどして周知に奮闘しているが、「いきなりの大幅値上げは乱暴だ」と事業者からの反発は避けられそうにない。

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